12/23(月)モネの池・うだつ・道の駅「平成」・高澤観音

根道神社(通称,モネの池)

 モネの池は岐阜県関市板取にある根道神社の池です。2・3年前にネットで噂が広がり,訪れる人が急増した観光地です。今はさすがにそのブームは山を越したのか平日の今日は閑散としていました。でも,それが幸いでした。池を管理しているおじさんに丁寧に説明してもらいながら,奥に隠れていた鯉を近くに呼んでもらえました。 

 コツコツとおじさんが音を出すと鯉はエサだと思ってやってきます。その時きれいに一列になってやって来るのが面白い。近くにやってきてしばらくウロウロしています。しかし,エサがないと分かると帰ってしまいます。その時も一列になって帰ります。リーダーの鯉がいてその鯉がリーダーシップをとるというわけではないようです。

「一匹が帰るとみんな帰ってしまうんだ」

 おじさんはそう言っていました。訓練したり,芸を教えたりしたわけでないとのことですが,上手に並んで泳ぐのが少々コミカルでもあります。

 おじさんはわたしたちのために何度も何度も呼んでくれました。

 ただ,本家本元のモネのスイレンには鯉はいなかったように思います。

 

うだつの上がる町並み

 モネの池の後は国道256号線を美濃市方面に戻って,「うだつの上がる街」に行きました。美濃市の中心街にある,古い街並みの保存地域です。「うだつ」ってなんだろうと思ってネットで調べました。でも,よくわかりませんでした。

 

道の駅「平成」

 美濃市から県道80号線で峠を越えて行ったのは,道の駅「平成」です。「ありがとう!平成」のディスプレイがひときわ目立ちました。平成でなくなってしまった今,今後の営業戦略を考えなければなりません。「アミューズメントプレイス平成」などといったリゾート施設をつくってみたらどうでしょうね。

 

高澤観音

 最後に行った高澤観音は岐阜県下最古のお寺だそうです。大日山日龍峯寺というお寺で美濃西国三十三観音の一番札所です。北条政子が建てたとされる多宝塔(写真奥)が重要文化財です。

 ここで御朱印をいただいたところ,右肩に折り紙で作った栞が挟み込まれていました。何もおっしゃられなかったので気が付きませんでした。家に帰って気が付きました。さりげないもてなしに感服しました。しかも,栞としても機能的です。落ちないし邪魔にもなりません。実用も気持ちも兼ね備えた素晴らしいプレゼントでした。