8/21(水)麦草峠・清里高原

麦草峠

 

 娘のドラッグスターと2人でのツーリングでした。

 目指したのは麦草峠です。国道の標高日本第2位の場所です。

 

1位は渋峠(2,172m)そして麦草峠が(2,127m)です。

 同じ数字が並んでいるので見間違えてしまいます。

 

 諏訪ICまで高速で行き,メルヘン街道に向かいます。

 はじめは,伊奈ICで降りて杖突峠周りという案でしたが,昼からの天候が怪しいので諏訪まで直行することにしました。

 

諏訪湖って,浅い?

 

 サービスエリアから諏訪湖を撮った写真です。よく見ると右下に,オレンジ色の機械が働いているのが写っています。何気なく見ていたのですが,娘は気づきました。

「諏訪湖って,めちゃ浅い!」

 よく見るとオレンジ色の機械はトラクターのようです。浮いているわけではありません。まるで田んぼです。

 緑色の藻のようなものを処理しているのでしょうか。さらに,左下の機械も浮いているようには見えません。

 岸から離れたところはさすがにこんなに浅くはないでしょうが,・・・。

 

メルヘン街道

 茅野市から国道299号線を延々と駆け登ります(メルヘン街道)。

 広くて気持ちよく走れる道路ですが,タイトで急勾配のカーブが連続するところがあり,慎重な運転も要求されます。

 標高2127mの峠は,さすがに涼しく,別天地でした。ただし,心配していた雨がポツリ,ポツリ。

 今回のツーリングは雨をかわしながらのツーリングになりました。この後も,少し降られてはすぐ止むという綱渡りの繰り返しでした。幸い大雨には会わずに・・・,と思っていたら,最後にどんでん返しがありました。

 

北八ヶ岳自然休養林 白駒の池 

 

 森林の中の道を歩いて数分で小さな池につきます。森の中の静かな静養地です。森の地面には苔が綺麗に生えていました。

 登山ルートにもなっているのか,リュックを背負ったカップルや団体でそこそこ賑わっていました。

 

レストハウスふるさと

 

 茅野市から峠までは樹林の中を走るので見晴らしはあまりよくありません。峠を越えて小海町の方に降りると展望が開けます。

 その途中,県道480号への分かれ道のところに「レストハウスふるさと」があります。

 

 ここの駐車場からの展望は圧巻でした。ふもとの町や遠くの山々が一望できます。方角的には小海町の方だと思いますが,初めて来たわたしには本当のところは分かりません。

 残念ながら,レストハウスは本日休業日でした。

 

清里高原へ

 

 南牧村から国道141号線で清里高原に出ました。途中に野辺山駅(日本最標高の鉄道駅)の近くを通ります。今回は先を急いでいたのでスルーしましたが,鉄道オタクなら外せない駅でしょう。

 昼食を「小作」という店でほうとうを食べました。食べログで有名な店のようで,昼食時を過ぎていたにも関わらず満席で少し待たされました。

 

清里駅 八ヶ岳高原ライン

 

 清里駅前にはSLが安置されていました。理由はわかりません。

 そのあと県道11号線で小渕沢まで南下しました。ここは別名「八ヶ岳高原ライン」といい,たいへん気持ちよく走れる道路でした。

 ここまでは今にも降り出しそうな雨をかいくぐって極めて運のいいタイミングで降られずにツーリングできました。

「わたしたち,今日はメッチャついてるよね」

 

 娘もここまではそんなふうに言っていました。確かに雨が止んだ後の濡れた路面を走ることが度々ありました。さっきまで降っていたのに止んだんだ,というタイミングです。降りそうで降らずに,また日差しがないので涼しく,その上風もほとんどないという快適ツーリングでした。ここまでは。

 

まきば公園

 

 途中に「まきば公園」というところがありました。たいへん広い高原公園で,羊や山羊が放牧されていて自由に触れることもできました。

 私は本物のヒツジを見たのは(触ったのは),ひょっとすると初めてかもしれません。まさに,ウール(毛糸)を着込んでいました。見た目ではわかりませんが,暑さが5cmぐらいある毛糸を身に纏っています。そのせいで太って見えますが,刈り込んでしまえば痩身が明らかになるはずです。あれでは高温多湿の日本の夏は過ごしにくいでしょう。標高が1,000mになる清里高原でしか過ごせない生き物です。

 

 帰りは,小渕沢ICからは豊明ICまでひたすら高速道路の予定でした。しかし,ここで本日最大の試練が発生しました。

 ここまで幸運にも雨を擦りかわし続けてきました。そのつけが一気に来たのでしょうか。屏風山PAで休憩したあとの東海環状道で激しい雷雨に見舞われました。高速道路で激しい雷に遭遇したのは初めてです。娘は完全にビビってしまいました。

「落ちない? 大丈夫? こわい!」

 インターコムを通じて盛んに訴えてきます。

「大丈夫。落ち着いて。前を見て」

 そんなふうにしか返答できません。いつまでも雷鳴は止みません。結局途中で高速降りて緊急避難することになりました。瀬戸のコンビニで様子見。結局そこからは下道でゆっくり帰ることになりました。

 

 最後に大きな試練はありましたが,そこを除けば今日のツーリングはベストコンディションに近い天候でした。暑いと感じることはほとんどありませんでした。さらに風がほとんど吹いてなかったので,たいへん気持ちよくクルージングできました。

 午前6時出発,午後9時帰宅,走行距離546.8kmのツーリングでした。