9/6(金)月ヶ瀬から奈良平常宮,信楽から鈴鹿

 

 

 月ヶ瀬経由で奈良公園へ

 奈良へは月ヶ瀬(写真2)を経由していきました。名阪国道を五月橋ICで降りて,月ヶ瀬の山間部を走ります。渓流に沿って走る極めて気持ちのいい道路です。柳生の里を経由して国道369号(月ヶ瀬街道)を走って奈良公園に至ります。広くて涼しくて,路面も綺麗な快適道路です。今まで奈良に行くときは天理を経由していっていましたが,月ヶ瀬経由の方がはるかに快適です。

 月ヶ瀬街道が尽きるころにいきなり東大寺大仏殿の威容が目に飛び込んできます。周囲に比べてひときわ大きく存在感のある建物,その後ろ姿が左手に現れます。大仏殿の迫力は何度見ても色あせることがありません。

 

興福寺五重塔と猿沢池

 今回は興福寺の中には入りませんでした。約300年ぶりに中金堂が落慶し,10月20日より中金堂の一般拝観が始まるようです。そのあとは行かねばなりません。

 

平常宮歴史公園

平城宮跡歴史公園は今まで通り過ぎること十数回ありましたが,行ったことはありませんでした。初めて立ち寄りました(写真1)。

 とにかくだだっ広い空間に驚きます。都会の一等地に出現した異空間です。基本何もありません。目を惹く建物は朱雀門だけです。その周りはとにかく何もない広場です。

 現時点で復元できているのが朱雀門だけ,ということでしょう。ただ,何もないだだっ広い空間が返って大きさを表現しているように思います。大きく広い空間に権力者の力を感じます。

 見学するには大変です。資料館と朱雀門,土産物店が無駄に離れています。

 

遣唐使船の復元 

 実物大だと思います。乗り込んで見学することもできました。立派なつくりですが,想像以上に小さな船でした。よくもこんな小さな船で東シナ海の怒涛を乗り越えていったと驚きます。朱色に塗られた船体が青空によく映えました。

 

コスモス寺 般若寺

帰りは,般若寺,海住山寺に寄って,信楽を経由して鈴鹿スカイラインに向かいました。

 

和束町の茶畑

 和束町は宇治茶の名産地だそうです。通る前はまったく知りませんでした。ライディング中にふと目にとまったのがこの景色です。バイクをなんとか入れてとってみました。稲刈りのシーズンで手前の稲田は稲刈りの真っ最中でした。

 

信楽駅とたぬき

 県道5号,国道307号,477号と走ります。途中道幅が狭くて緊張する場面もありますが,前線おおむね快適に走れます。このまま鈴鹿山脈を超えて菰野町まで行けるとよかったのですが,そうは問屋が卸しませんでした。

 鈴鹿スカイラインの入り口に「大雨 通行止」の電光掲示板が,・・・。ふもとはガンガンに晴れて暑くてたまらないのに,雨とは如何に! 正直想像できませんでした。やむなくルート変更し,青土ダムを経由して土山に出て甲賀土山ICで新名神に入りました。

 途中の鈴鹿PAで見た鈴鹿山系には黒雲がびっしりと被っていました。最前は「大雨,嘘だろ」と思っていたのですが,あの黒雲のなかを走ることにならなくてよかったと思いました。

 

青土ダム

 

 久しぶりに一日中走りまくりました。走行距離,約360kmでした。往復ともに高速を使ったので走行料金が約4,000円になりました。平日は空いていていいのですが,高速料金が高いのがいけません。日によって料金が違うなんて,いまいち納得がいかないのですが,どう思いますか?