2/24(月)久能山いちご狩り・日本平

 いちご狩りのあと,富士山江戸前寿司も狩りました

 

美合PA集合

 東名高速道路の美合PA8:00集合でした。少し暖かくなったとはいえ早朝は極寒,寒さによる手のしびれを我慢しながら到着しました。高速走行は連続走行になるためただでさえ寒い。加えて美合付近は山間部で日陰走行になります。冬ジャケットの上にレインウェアを重ね着して寒さをしのぎました。寒さに耐え忍ぶことがライダー大切な心得です。

 とくにKくんはひどく寒がってだるまのように着込んでいました。あの寒さはカウルがないことが大きいと思います。はじめは気づきませんでしたが,わたしはカウルにずいぶん助けられているようです。さらに今冬からナックルガードも装着しました。これも防風効果大です。わたしはKくんに比べたらずいぶんと生ぬるい環境にいるのかもしれません。

 すると,Fさんが,

「これ」と言って示したのがハンドルカバーでした。ニンジャにガッチリ装着していました。これにはナックルガードも完敗です。

  このチームのリーダー(名か実かは不明),Iさんは久しぶりの参加になりました。右へ倒してはいけないという教訓を身をもって示してくれた素晴らしいリーダーです。

 

 全員集合のあと簡単な打ち合わせをし,いよいよスタート。今日は久しぶりの大人数,全員で7人7台です。バイクがきれいに並びました。でもチョット待って,バイクを数えると,1・2・3・・・,8(?)

 はて?

 

2013年の大崩海岸

(→CB日記2013/3/9

 焼津ICで降りて海岸道路の大崩海岸を通りました。今回はノンストップだったので写真はありません。写真は7年前に一人で走った大崩海岸です。

 景色がいいところです。今日は,富士山がきれいに見えました。海も真っ青でした。でもじっくり見ている余裕はありません。狭い道幅,急なカーブ,荒れた路面,しかも対向車がたくさんと,危険要素がてんこ盛りです。「見入ったら落ちる」道路ですから景色は瞬殺で見なければなりません。ゆっくり見たかったら景色と心中する覚悟が必要です。

 数年前に「大崩れ」があったため新しいトンネルができていました。上の2013年の写真だとどのあたりでしょうか。

 

セナ調子悪し

 

 なぜかインカムの調子がいまいちでした。途中で雑音が入ったり,いきなり接続が切れたりしました。原因は分かりません。大崩海岸から久能山では5人中Sさんとだけしか繋がりませんでした。SさんとSさん以外が区別される理由が理解できません。同じ機械で同じ操作をし,同じ時同じ場所にいるんですけれどねえ・・・。 不思議な現象でした。

 

久能山いちごライン

 苺華園 (ばいかえん)という観光園は久能山のふもと,太平洋に沿って走る国道150号線沿い(通称いちごライン)にあります。着いたのは11時,予定通りでした。

 静岡県に入ったあたりからぐんぐん暖かくなり,到着間近にはジャケットの中で汗がでるほどの陽気になりました。朝の極寒ツーリングが嘘のようです。太陽の偉大さを実感しました。みんなジャケットを脱いでひとまずリラックス,太陽に歓迎された喜びが表情や身体から感じられます。

 わたしは冬用のグローブを夏用グローブに取り替えました。

 

いちご狩り

 ずい分前に行ったいちご狩りのトラウマが払拭されました。

 ずい分前なのでいつ頃だったか,どこだったかは忘れました。しなびた苺しかなくて3個しか食べませんでした(食べた数を覚えているぐらい深い遺恨になっている)。「これで〇〇円。高いなあ。スーパーで買ったほうがずっと得だ!」

 <注> 1個300円か,と思った記憶がかすかにあります。となると,料金は900円だったことになります。

 全部が熟しているわけではありません。真っ赤に見えても裏返してみると白い部分があるのはまだ未熟です。はじめのうちはたくさん食べようと意気込んで向かいましたが,腹がくちてくるととびっきり熟しているのを探すのが面白くなりました。量より質を求めるようになり,宝探しのようになりました。

 2 ,000円の料金が高いか安いかは意見の分かれるところですが,今回は納得しました。 

 

日本平

 日本平から見た富士山は最高でした。パークウェイを駆け上がる途中で見た清水の街と海,そして富士山は絵葉書のようでした。

 

何を見,何を思う

「こんないい天気は,このツーリングチームで初めてだよね」

「あのときの嵐のような風は何だったんだ。雨に振られたことも一度や二度じゃない」

「いったい,いつも嵐を呼ぶのは,誰だ?」

「Mか,Kか,それとも・・・。自分じゃないね,だって今日こんなに・・・」

「ああ,いい天気だ。空も青いし,海も碧い。清水の街もきれいだ」

「今日にしようって,言ったの誰だっけ」

「青と白がベストマッチ!」

「富士山が,涙が出るほど美しい」

 

富士山をバックに記念撮影

 川崎さん4,本田さん2,鈴木さん1,山葉さんはいませんでした。

 

寿司久本店

「お客様は神様ではない」

 江戸前寿司「寿司久本店」はあの”屋形船”より狭い,こじんまりしたお店でした。7人がカウンターに座っていっぱいいっぱい,「濃厚接触」しまくりでした。でも小さいけれど知る人ぞ知る老舗,こだわりの大将が仕切るお店です。このお店はOさんの紹介で入りました。Oさんは今回新しく加わったメンバーです。バイクのマフラーを自分で改造するなどメカに詳しいライダーです。

 ここ寿司久では「お客様は神様」はまったく通用しません。寿司の食べ方から質問の仕方まで大将の作法通りにしなければなりません。下手に聞けば注意されるし,黙ってても叱られます。心して行かなければなりません。

 今日いじられた(気に入られた?)のは女性のAさんでした。セクハラ発言が機関銃のように出ましたが,Aさんは上手に受け答えしました。集中砲火を進んで浴びてくれてみんなは助かりました。

 でも,寿司は本物。ネタが新鮮であるばかりでなく非常に手が込んだ仕込みがしてあり,今まで食べたことのない味の寿司になっていました。今日食べたなかではネギトロ,エビ,アイナメがわたしとしてはビッグスリー,みんな絶妙の味でした。とくにネギトロ,市販のネギトロとはまったく違いました。なんと言っていいか分かりません。食べてもらうしかありません。

 初めて食べた握りもありました。イワシやフグ,生ガキといったネタはおそらく初めてです。もちろん珍味というだけでなく味もとびっきりふくよかでした。

 

 ただ,何もかも「大将が神様」ですから大将のペースで食べなければなりません。13時半にランチで入ったのですが,終わったのが16時20分! 3時間のランチ,初めての体験でした。

 

走行距離377.2km

 富士山山頂の標高が3,776mだから,今日のツーリングに似つかわしい数字になりました。

 お後がよろしいようで・・・。