5/7(土)イカ丼 レインボーライン 年縞博物館

 愛知ツーリングクラブのマス・ツーリングは9人9台がそろいました。このクラブでの最多参加を更新したとのことです。初参加の王子様は22歳,3倍しても私より若い!

 

彼女の辞書には

リタイヤ」という文字がない。

 上の写真は養老SAで出発前の風景です。この数十分前に(普通の人から見れば)重大なトラブルが聞こえてきました。

「ETCが作動しない!」集合場所に未だ現れない彼女からの連絡は「高速の入り口で足止めを喰らっている」とのことでした。さらに,ウィンカーも点かないというおまけもありました。

 その状態で高速をぶっ飛ばしてくる人がいるとは普通は思えません。


 が,彼女は違います。

「何があっても,来るよ」

 リタイヤという選択肢が彼女にはないことを,他のメンバーはもう十分知っています。

 そして,彼女は彼女でメンバーの期待を裏切りません。

「手信号で,やってきた」

 高速でそれって,違法にはならないのか,ということは言いっこなしです。

 

イカ丼「よしだ」

 彼女に関してはさらに逸話がありますが,あ・と・で。

 

「よしだ」は行列ができる店,レインボーラインの入り口付近にあります。開店にちょっと遅れて行ったら問答無用で行列組でした。10時は御飯時とはとても言えないのに・・・。さらに,私たちの後からも続々とバイクや車がやってきました。
 食は好みによるので食レポは控えますが,今まで食べたことのない食感で,私としては満足しました。イカ丼1,700円,イカ丼セット(ゲソ揚げつき)1,900円です。

 

レインボーライン

 よく晴れていて風もなかったので最高のクルージングになりました(風といえば伊勢志摩スカイライン,思い出しました)。

 空の青,海の碧,山の緑,鮮やかな景色が目に飛び込んできます。海岸線近くのスカイラインならではです。真下に海面を見ながら走るのは景色だけでなく,迫力も満点でした。

2009年にソロで(←外部リンク)」レインボーラインに行っています。その時は800円を惜しんで山頂には上がりませんでした。いま思えば痛恨のミスジャッジだったかもしれません。 

 

山頂園地へ

 リフトで上がった山頂の園地もよく整備されていて,景色に勝るとも劣らないぐらいきれいな遊園でした。

 個人的には,山頂から駐車場を見た景色の写真,何だかとても気に入っています。人工物と自然がうまい具合にコラボされていると思いませんか?

 

レインボーカラーの傘

 山頂で1時間近くものんびりしたのは,このチームの通常スケジュールからするとありえないことでした。足湯あり,ソフトクリームあり,ゆったりソファーもありと景色以外も十分楽しめました。

 

 レインボーカラーの傘,珍しい傘でした。そして,骨組みもしっかりとしていました。一瞬食指が伸びましたが,バイクの積載事情を思えば断念するしかありませんでした。

 が,「彼女」は違いました。

「買いました」

 そして,もちろんバイクで”それ”を運びます。タンクからシートの方に横に這わせて紐で括り付けました。私ならそんなところに長尺物があれば気になります。邪魔になってうまく走れません。どうやら彼女の辞書には「不可能」という文字もないようです。

 厳密には道交法的にどうなんだろう? と思いますが,「もちろん,ないしょ」です。

 

年縞博物館

 今回のツーリングで勉強になったのが年縞(ねんこう)博物館です。初めて耳にしたとき,メンコ博物館に聞こえました。子どものころ懐かしく遊んだ昭和のメンコです。今の若者にはわからないかも知れません。聞き返さなくてよかったと思いました。

 年縞については,わたしの拙い説明はやめて,博物館で見た動画に譲ります。

 横に長い建物で,中に入ってその理由がわかりました。この状況ならウナギの寝床にならざるを得ません,それも長大なウナギ。

 

気比の松原

 最後は敦賀半島をぐるっと回って敦賀市へ。高速増殖炉「もんじゅ」から敦賀半島を横断する長〜い,長〜いトンネルで敦賀湾に出ました。ほとんど交通量のない,一直線のトンネルは不気味なオーラ出まくりでした。ソロ・ツーリングでは通ってはいけないルートです。

 そのうえトンネルには,怪獣も住んでいます。不用意に挑発すると,ギャォーン!と,吼え掛けられます。びっくりして腰を抜かしたら危険極まりありません。何卒,何卒ご注意を。

 

日本海さかな街

 気比の松原で休憩したあと”日本海さかな街”へ行きました。早めの夕食は海鮮丼,新鮮な魚を堪能しました。

 

武勇伝

 それにしても「彼女」の武勇伝はこのあとさらにバージョンアップします。

 高速を疾駆して帰るのですが当然夜になります。ウィンカーはもちろんテールランプもストップランプも点きません。しかも長尺の傘を括りつけての走行です(くれぐれも,当局にはナイショですよ)。 

「ヘッドライトが点くから,大丈夫」と彼女の言うレベルはもはやわれわれの物差しでは測れません。

 

 そして,「無事帰宅」のLINEスタンプは,彼女のがいの一番に上がりました。