雨上がりの晴天に爽やかな秋風を期待してバイクに跨ったのですが期待は大いに外れました。蒸し暑さがしつこく残った中でのライディングになってしまいました。

国道473号線

　目的（地）は国道473号線です。蒲郡市から北上するルートはわたしのツーリングルートのうちトップクラスで好きなルートです。狭くタイトな山間路があれば，広くて高速で流せるワインディングルートもあります。変化に富んだ走りを楽しめます。

北上が最適

　南下したことも何度かありますが，北上の楽しさには及びません。アクセルを微妙にコントロールしなければならないところもありますが，それはそれでひとつの楽しさです。そういう”貧弱”な道路があるおかげで大型車両などの通行が皆無なのもライダーにとっての僥倖です。一方広く緩やかなワインディングではアクセルを全開して楽しむこともできます。

羽布ダム

　三河湖の羽布ダムは放水していました。以前は近くまで侵入できたのですが，今日は通行止めになっていました。遠くからしか見られなかったのですが，それでも迫力がありました。羽布ダムの上は通行可能です。

三河湖

　三河湖は羽布ダムに堰き止められた湖です。建設当初は観光センターなどが賑わっていましたが，近頃はいつ行っても閑散としています。ダム湖以外のセールポイントが見つけられずに敗退していった見本のような施設です。

足助城

　たまたま案内を目にして寄ってみました。急峻な坂道を登った先にある典型的な山城です。”城”と命名されていますが，規模から言えば”砦”と言った方がいいようなお城です。ただ，小さいけれども，こんな城に籠城した軍を攻略するのは簡単ではないだろうと想像できました。

本丸高楼から

　足助の街が望見できました。松平元康（家康）に攻められたのちは完全に服属し，以降は松平氏の家臣団として戦ったという史歴が残っています。天下人がここに立って遠望していたかもしれないと思うと，ちょっとした感慨があります。

足助の古い街並み

　”古い街並み”という触れなんですけど，いまいち古さが感じられないと思うのは私だけでしょうか。

足助まで来ると暑い！

　国道473号の山の中を走っているときは快適に走れました。しかし，足助の街に降りてきた途端に暑さが気になり，その後豊田市街に入ったら耐えきれないほどになりました。街が暑いのは木々が少ないから，その上街はアスファルトが多い。山間部から街中へツーリングして，アスファルトの加熱効果を実感しました。