11/1(水) 三重県歴史人物館めぐり

 三重県の三大偉人は,松尾芭蕉,松浦武四郎,本居宣長だそうです。その中で松尾芭蕉は今回パスして,代わりに大黒屋光太夫を入れて巡ってきました。

  大黒屋光太夫記念館(鈴鹿市若松),松浦武四郎記念館(松阪市小野江町),本居宣長記念館(松阪市殿町)の3館です。

 

大黒屋光太夫記念館

 大黒屋光太夫については吉村昭さんの小説を読んだことがあります。記念館内のコメントを読んで小説の場面がいくつも蘇ってきました。

 

白子海岸

 白子港は大黒屋光太夫が商いを営んだところです。海岸は白砂青松の美しい砂浜が連なります。

 

松浦武四郎記念館

 松浦武四郎は司馬遼太郎さん(違っているかも)の小説だったかで読んだ記憶があります。こちらもその人となりが思い出されました。アイヌのために生涯を尽くしました。今でいう人権意識の高い人だったようです。

 

松浦武四郎の生家

「武四郎は当時の庄屋の四男として生まれました」

 案内の人が説明してくれました。庄屋は今で言えば村長,しかももっと絶対的な権力のあった地位だったと思われます。

 

本居宣長記念館

 本居宣長は,残念ながら教科書レベルの知識しかなく,さほどの思い入れはありません。木綿仲買商である小津家の次男がどうしてお城(松坂城)内の一等地に居を構えられたのか,ちょっと不思議でした。

 

青山高原

 いきなり現れる巨躯の風車は怪獣ゴジラのようです。青空に白い風車が映えました。

 

風車群

 数えたことはありませんが数十基の風車が稼働しています。しかし,停止解体された風車の残骸も放置されていました。風力発電の風車とコンボでのリゾート開発は暗礁に乗り上げた感があります。今日の青山高原は人気がほとんどなく,寂れた印象でした。以前訪れた時に賑わっていた小洒落たレストハウスは休館でした。

 

高原から伊勢湾を望む

 景色は素晴らしいのですが,いつ来ても霞んでいます。わたしが来る時がたまたまなのでしょうか。

 帰りに中勢バイパスを北上して鈴鹿に向かっていたらもう一人,現代の偉人の証を目にしました。サオリーナ,吉田沙保里さんの名を冠した津市のスポーツ施設です。

 ちなみに中勢バイパスは今月の19日に全線開通して23号線と直結するようです。今日は白子の付近で迷子になりましたがもうその心配はなくなりそうです。