3/11(土)桑名でバッテリー上がり

 2日後にバッテリーを交換する予定でした。その商談をしたのは,1週間前の3月4日でした。交換を決めて代金も払いました。なのに,出先の桑名でバッテリーが上がってしました。

 * バッテリーのパワーがなくなることを”上がり”と言うのはなぜなんでしょうか。

 

六華苑駐車場で

 あのとき(1週間前の4日)のホンダドリームでの会話を再現します。

「4~5日で入荷します」

「13日に点検の予約をしたから,その時についでというのはどう?」

「日にちが近いからそれでもいいでしょう」

「それまで,乗ってて大丈夫?」

「絶対とは言えませんが,大丈夫でしょう」

「一度かかって走ったあと,出先でダメになることはないよね」

「そういうことは,まずないと思います」

 

桑名七里の渡し

 ここで再始動した時に違和感がありました。でも,エンジンは発動しました。

 

六華苑駐車場

 七里の渡しからは目と鼻の先,ここ六華苑駐車場で再始動しようとしたらもうダメでした。ホンダロードサービスに電話しレスキューを要請しました。

「一度かかったら出先でかからないことはない」と言っていたのに。「絶対とは言えません」という枕詞はついていましたが,大地震が起こる確率より低いと思えるぐらい確信に満ちていました。なのに,

「まず,ない」ことが起こってしまいました!

 

 

 

六華苑

 レスキューの到着が30〜40分あるというので,せっかくだから邸宅を見学しました。

 庭をこのように美しく保つのがどれほどたいへんか,農業に携わるようになって実感できます。あらゆるところに雑草は生えてきます。その雑草を除去することがどれだけ労力がいることなのか,携わったことのない人にはおそらくわからないでしょう。この庭を維持するのに莫大な費用がかかっているはずです。わたしにはこの庭園が札束に見えてきます。

 

バッテリー交換

 

「帰りはトラックの高い座席で,ゆったりと帰れるんだからいいじゃないですか」

 レッカーのお兄さんは明るく言って慰めてくれました。応対の上手なお兄さんでした。本来契約は車両を運ぶことだけで,人は運べません。情状を鑑みて好意で乗せてもらいました。その際,

「万が一事故があった場合,お客様の保障は何もありません。ご承知おきください」

 ということでしたが,異議を挟む余地はもちろんありませんでした。

 

 桑名の七里の渡しを見て,六華苑という明治の邸宅を見にいこうとした矢先でした。そのあとの木曽三川公園から岐阜金華山への北上計画が中止になりました。